CLEANING・DENTAL CHECKUP

クリーニング・定期健診

定期健診について

定期健診

定期健診では、歯の健康状態を総合的に確認し、クリーニングします。
お口の中の状態を確認することは、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につながります。
口内のクリーニングをすることで、毎日のブラッシングでは取り除けないプラーク(虫歯や歯周病の原因となる歯垢などの細菌の塊)の除去や、フッ素塗布などの予防処置なども行います。

お心あたりはありませんか?

このような時は定期健診を受けましょう。

定期健診の流れ

01:虫歯の検査

虫歯の有無を確認し、もし虫歯があった場合は、削らずに予防処置をするのか削って治療するのか、どういう治療をするのが適切なのかをお伝えします。

予防処置

必要に応じてフッ素塗布やシーラントなどの予防処置をします。

フッ素塗布
フッ素は歯を強くし、虫歯菌の働きを抑制してくれます。効果は約三か月持続すると言われています。

脱灰と再石灰化

▲ 脱灰と再石灰化

フッ素の効果

シーラント
歯には溝があり、歯ブラシが当たりにくい箇所には菌や食べかすが詰まりやすく虫歯になりやすいのですが、あらかじめその溝を埋めるのがシーラント処理です。
溝を埋めることで虫歯の原因を取り除けるのと同時に、シーラントにはフッ素が含まれているので、虫歯を予防する効果もあります。

シーラント

02:歯周病の検査

歯周病の検査では歯周ポケットの深さ、歯茎からの出血の有無、歯の動揺度(グラグラしていないか)などを調べます。
一般的に歯周ポケットが深くなるほど進行していると考えられるため、歯肉の入り口から隙間の底の部分までの長さを測り、重症度を判定します。
また、デジタルカメラでお口の中を撮影し、状態を記録します。
状況に応じてレントゲン撮影を行うこともあります。
検査の結果、歯周病であれば進行具合にあわせて治療します。

歯周病の検査

03:クリーニング

歯に付着した歯石やプラーク(歯垢)、ステイン(着色汚れ)など、日ごろのブラッシングでは取りきれない汚れを除去し、お口の中をきれいにします。クリーニングは虫歯や歯周病の予防にも効果があります。

当院では“エアフロープロフィラキシスマスター(エアフロー)”という機器を用いてクリーニングを行います。

エアフローを使ったクリーニング
エアフロー

04:ホームケア指導、アドバイスなど

ご自宅でのブラッシングの方法や歯ブラシ・フロスの使い方などをお伝えさせていただきます。
お悩みなどもお聞きしますので、なんでも遠慮なくご相談ください。

アドバイス

エアフローとは?

エアフロー

歯科医院で受けられる歯のクリーニング方法のひとつです。

エアフローは、非常に微細なパウダー粒子をジェット水流で歯に吹き付けることで、歯やインプラントの表面を傷つけることなく、プラーク(歯垢)やステイン(着色汚れ)を効果的に除去することが出来ます。
また、歯に付着したバイオフィルムという虫歯や歯周病の原因となる細菌も除去出来るため、これらの予防に最適です。

エアフローの特徴

高い清掃効果
歯周ポケットの清掃では、器具では届かない深さにまでアプローチ出来るため、より確実に歯周病を治療・予防出来ます。
また、頑固な着色汚れやヤニもしっかり落とすことが可能です。

スピーディー
細かい部分まで効率的にクリーニング出来るため、短時間で済みます。

歯にやさしい
ジェット水流と微粒子パウダーを使用するので、従来の研磨剤による「擦り落とすクリーニング」に比べて歯や人工歯を傷つけにくく、優しくクリーニングすることが可能です。

歯石や着色が着きにくくなる
クリーニング後は歯の表面がツルツルになるので、歯石や着色の再付着の予防になります。

エアフローの清掃効果

こんな方におすすめ

  • 歯の着色が気になる方
  • 歯列矯正中の方
  • 歯に被せ物や詰め物があったり、インプラントをされている方
  • 虫歯・歯周病を予防したい方
  • スッキリとした清潔なお口を保ちたい方

定期健診のメリット

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虫歯や歯周病の
早期発見・早期治療につながる

定期健診にお越しいただくことで自分では気づかなかった初期の虫歯や歯周病の早期発見が可能です。
早い段階で治療出来れば、お身体への負担や治療費を抑えることが出来ます。

定期健診
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年を重ねても
ご自身の歯を維持出来る

歯を失う原因の約7割は虫歯と歯周病です。
定期的に検診を受けることで虫歯や歯周病がない状態を維持することが出来、結果的に多くの歯を残すことが出来ます。

国別定期健診と残存歯数の関連性
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全身疾患の予防につながる

歯周病はお口の病気ですが、お口の中だけにとどまらず、全身に影響を与えることがわかっています。
歯周病菌や炎症物質が血液を介して体内を回り、全身に悪影響を及ぼします。
糖尿病を悪化させ、心筋梗塞や骨粗鬆症、低体重児出産、認知症、大腸がんなどのリスクを増加させることがわかっています。
定期健診でお口をケアし、ご自身の身を守りましょう。

歯周病と全身疾患
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健康寿命が伸びる

男女共の平均寿命が80歳を超える超高齢社会で、健康寿命を伸ばすことはとても重要です。
そして寿命と健康寿命を縮める鍵が残存歯数だといわれています。
ある研究によると歯の本数と認知症に関係があり、歯の本数が減ると脳への刺激が減り認知症のリスクが高まるという結果が出ています。
他には、高齢者に関する研究で、歯の本数が多い人は要介護の期間が短かったということがわかっています。

歯の本数と寿命・健康寿命・要介護でいる期間の関係
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医療費の軽減につながる

「健診に行くと、その分お金がかかるんじゃ…」と思われがちですが、実は定期健診に通っている方が医療費を抑えられるという結果が出ています。
「3か月に1回の定期健診に来られる方」と「歯が痛くなったり、腫れたりしてから通院する方」の治療費を比較した図です。80年間という長い年月の中で約3倍もの差(金額にして284万円)が出ています。
歯科健診を受診する方が、結果として金銭的負担を抑えることが出来、なおかつ歯を健康に保つことができます。

80歳までにかかる治療費の比較

定期健診のよくある質問

  • A:定期健診は虫歯や歯周病の早期発見、予防やお口の健康維持を目的とし、以下のことを行っています。
    虫歯の検査…虫歯の有無を確認します。定期健診で虫歯の有無を確認することで虫歯の早期発見、早期治療につながります。また、予防処置としてフッ素を塗布します。
    歯茎の検査…専用の器具を使用し、歯周ポケットの深さを測ります。歯周ポケットの深さは歯周病がどれくらい進行しているかの目安になります。
    歯のクリーニング、歯石取り…エアフローという機器を使用し、歯垢や歯石、着色汚れなどを取り除きます。
    セルフケアのアドバイスやお悩み相談…ご自宅でのケア方法をお伝えします。この時にお口に関する悩みもお聞きしますので、何でもお気軽にご相談ください。
  • A:クリーニングの頻度は3〜6ヶ月に一度というのが一般的です。
    ですがこれは目安で、患者さんのお口の健康状態により異なります。
  • A:虫歯、歯周病の早期発見と予防になる…定期健診を受ける大きなメリットは、虫歯や歯周病の兆候をいち早く発見出来ることです。虫歯や歯周病を進行させてしまうと手遅れとなり、抜歯が必要となったり歯が抜け落ちたりしてしまうことがあります。
    早期発見することでそのようなリスクを軽減することが出来、治療の際の身体的負担と費用的負担を軽減することに繋がります。

    自分の歯を長く使うことが出来る…歯を失う原因の7割は虫歯と歯周病です。健診を受けることが虫歯・歯周病の予防につながり、年齢を重ねてもご自身の歯でお食事を楽しむことが出来ます。

    全身の疾患の予防になる…近年の研究で、お口の病気と全身の病気が関係していることがわかってきました。特に歯周病は、狭心症・心筋梗塞、糖尿病、脳梗塞、がん、早産・低体重児の出産などと関連していると報告されています。
    歯周病を早期発見することは全身疾患の予防にもつながります。

    健康寿命を伸ばすことになる…自分の歯が多く残っている程、健康寿命が長くなることがわかっています。噛む力が衰えると免疫力や筋力が低下するだけでなく、認知機能も低下し、要介護になる傾向が強くなることがわかっています。

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